淡路島発バレエ団
海外"国立歌劇場"での単独公演決定―
2024年6月に初演し好評を頂いた「バレエ版 鶴の恩返し」が、ラトヴィア国立歌劇場で再演されることが決定いたしました。
本作は、古くから日本で親しまれている民話の「鶴の恩返し」を題材に、“日本の伝統文化×バレエ”をコラボレーションさせた長編和物作品です。
12月9日(月)、ラトヴィアのリガにて公演を開催し、日本の伝統文化の魅力を発信します。
また、12月8日(日)12月10日(火)には、現地のバレエ学校、日本語学校でのワークショップ・マスタークラス・トークイベントを開催することで、芸術文化の力による国境を越えた国際交流も行います。
【開催日および開催場所】
★公演
・開催日 :2024年12月9日(月)
・開催場所:ラトヴィア国立歌劇場
・チケット料金:20€~150€
★イベント
ワークショップ/トークイベント
・開催日 :2024年12月8日(日)
・開催場所:Riga Cultures Secondary School
マスタークラス
・開催日 :2024年12月10日(火)
・開催場所:Riga Ballet School
主催 :株式会社パソナグループ「Awaji World Ballet」
招へい:EVENTUS
後援 :在ラトビア日本国大使館・神戸市
―第一部 「鶴の恩返し」―
テーマはおとぎ話の鶴の恩返し。
これまでも“日本の伝統文化×バレエ”を掲げ、太鼓や箏とのコラボ作品を生み出してきた Awaji World Ballet が届ける、渾身の長編和物作品。
―第二部「スペシャルガラ」―
和傘で美しく舞い踊る"荒城の月"。
そして、太鼓奏者 上田秀一郎氏が手掛けた楽曲 "四季舞奏"と"暁月"に合わせ、迫力満点の踊りを披露。
日本の伝統文化を詰め込んだ特別なガラパフォーマンスを届けます。
【日本からの出演アーティスト】
〈主演:一会-いちえ-役〉
針山愛美(Awaji World Ballet総合芸術監督)
〈主演:一期-いちご役-〉
倉智太朗(元ベラルーシ国立ボリショイ劇場バレエ団プリンシパル)
〈鶴・村人役〉
ネリア・イワノワ(元リビウ国立バレエ団ダンサー)
スヴェトラーナ・シュリヒテル(元リビウ国立バレエ団ダンサー)
マリア・ヴォロコビナ(元チェコ国立バレエ団ダンサー)
ソフィア・シェイコ(ハリコフ芸術大学卒業)
アナスタシア・レフクット(元ユナイテッド・ウクラニアン・バレエ ダンサー)
ソフィア・ヴァレンシコ(元ユナイテッド・ウクラニアン・バレエ ダンサー)
マルガリータ・ドゥシャコワ(元キーウ国立バレエ学校講師)
山本春姫(Awaji World Balletダンサー)
〈一期の友人役〉
セルゲイ・ロモヴィツキ―(元リビウ国立バレエ団ダンサー)
コンスタンティン・ツァプリカ(元ハリコフ国立アカデミックオペラバレエ劇場ダンサー)
タラス・コヴジュン(元ハリコフ国立アカデミックオペラバレエ劇場ダンサー)
オレクシー・ゴギッゼ(元ユナイテッド・ウクラニアン・バレエ ダンサー)
横田爽磨(Awaji World Balletダンサー)
【ラトヴィアからの出演アーティスト】
・ラトヴィア国立バレエ団ダンサー
・Riga Ballet Schoolの生徒
【その他出演アーティスト】
・Tallinn Ballet Schoolの生徒(エストニア)
Awaji World Ballet総合芸術監督
針山愛美 Emi Hariyama
本作で、脚本・演出・振付・主演を務める
本公演は、30年来の想いにより実現いたしました。
長らく海外で踊る中で、“日本の伝統文化×バレエ”をコラボレーションさせた作品を制作したいと感じ、これまで太鼓やお箏を交えた短編作品を制作してきましたが、今回、遂に長編和物作品に挑戦しました。
題材は古くから日本で親しまれている民話の「鶴の恩返し」。バレエといえば、『"白鳥"の湖』がよく知られていますが、日本版に昇華させるインスピレーションで『"鶴"の恩返し』を選びました。さらに、制作するにあたり、今までAwaji world balletを支えてくれたすべての人々への感謝の想いを込めました。
今回、初めて長編和物作品を手掛けるにあたり、様々なチャレンジをしました。ストーリーには、昔話の筋書き通りではなくオリジナルで構成脚本を考えました。「心の美しいものにしか立ち入ることの出来ない幻の湖」「痛みや憎悪・世に蔓延る様々な悲しみを拭い去る 幻の織物」…込めたいメッセージを伝えるべく、多くのオリジナリティをくみこみました。
演出では、空間映像の新技術に挑戦。
踊り子一人一人の動きに合わせた緻密な映像や、立体的で今にも吸い込まれてしまうような映像。さらには、オリジナルストーリーを伝えるべく、「破壊された自然が幻の織物の効力によって、癒されていく」ような、ストーリー性のある映像も制作しました。
"恩を返す鶴"のように、今まで歩んだ道のりに、そして全てのことに感謝と、平和の願いを込めた本作品。国境や言葉の壁を越えて、踊りで表現し、心から心に、日本から世界にメッセージを届ける事が出来れていれば光栄です。
「始まりは、隣の席の席になったあの日から」
それは今から10年以上遡る、2007年の出来事でした。ドイツのベルリンの劇場で、たまたま隣り合わせた2人の女性。
それが他でもない、Awaji World Ballet総合芸術監督の針山愛美と、私たちとラトビア国立歌劇場を繋げたタチアナさんでした。
『ヨーロッパ訛りの英語だけど、普段は何をしているの?』
そんな他愛もない話から始まり、気が付けばそれぞれの夢や叶えたい未来について語り合っていたと言います。
そこから「芸術文化の力で世界を繋げたい」「子供たちに沢山の機会と経験を与えたい」という志を持った2人は、お互いの活動をサポートしながら、様々な時間を共にしました。
その後、新型コロナウィルスの流行や世界情勢の変化が起きました。
海外への渡航が制限されたことはもちろん、今までの全てが変わってしまうような状況だったからこそ、手を差し伸べてくれる人が居ることが、どれだけ有難く尊いことか…
ありったけの感謝の思いを詰め込んだ作品を作りたいと思い、私たちAwaji World Balletは鶴の恩返しを制作しました。
そして、タチアナさんを通じて、ラトビア国立歌劇場の方の耳に入り「ぜひこの作品をラトビア国立歌劇場で上演してほしい」とお声かけいただいたのでした。
2023年2月11日
Awaji World Ballet公演「舞」
(淡路島の国生み神話を題材にした作品)
2023年2月12日
Awaji World Ballet公演「舞」
(「さくらさくら」を使用した作品)(箏とのコラボレーション)
2023年7月29日
「山本能楽堂でのパフォーマンス」
(能とコラボレーション)
2023年8月24日
Awaji World Ballet公演「Souls For Peace vol.2」
(太鼓とのコラボレーション)
2024年1月1日
「伊弉諾神宮でのパフォーマンス」
(神楽とのコラボレーション)
2024年1月16日
「さっぽろ雪まつりでのパフォーマンス」
(アイヌ民族とコラボレーション)
2024年8月24日
「淡路人形座でのパフォーマンス」
(人形浄瑠璃とのコラボレーション)
2024年8月24日
Awaji World Ballet公演「Souls For Peace vol.3」
(日本の名曲「荒城の月」を使用した作品)